今回はLumix G9のハイレゾモードを使用して滝を撮ってみました。この機能は高解像度の写真を撮るために使用する機能ですが、まるでNDフィルターを使用したような写真を撮影することが出来ます。作例と供に紹介していきます。
Lumix G9 ハイレゾモードで滝を撮ってみた
まずは撮影した作例がこちら。静岡県富士宮市にある白糸の滝です。滝に日差しが差していて綺麗だったので写真に収めました。
通常、この写真のように滝の流れを表現したい場合には、NDフィルターを使用しシャッタースピードを遅くして撮影する必要があります。これについては、別の記事で作例付きで紹介していますので合わせてご覧ください。
ハイレゾモードで撮影することで、これと同じ効果が得られてしまうのです。原理を簡単に説明しておきましょう。
ハイレゾモードはセンサーシフト式の手振れ補正機能を流用し、微量にセンサを動かしながら、計8回の撮影を実施し、それらをカメラ内で構成することで、約2000万画素のセンサーで約8000万画素相当の画質の写真を撮影できてしまうというものです。実に画期的ですよね。ちなみにLumix G9はハイレゾモードであってもRAWで撮影することが出来ますので、撮影後に色味の調整もバリバリ出来ちゃいます。
当然8枚の写真を写真をするためには、それだけ時間を要しますので、NDフィルターを使用しなくとも、スローシャッターで撮影したような表現が出来てしまうわけです。こちらが、ハイレゾモードと通常の撮影を比較したものです。
ハイレゾモードで撮影した方が滝の流れがより多く表現されているのが分かると思います。また、解像感も向上しているのが分かります。一石二鳥です。
一点注意が必要なのは、ハイレゾモードはブレに弱いです。そのため、三脚を用いて撮影する必要があるのと、木々や葉っぱをきちんと静止させて撮影したい場合は、無風状態である必要があります。
これはNDフィルターを使用した撮影でも同じことですが、念頭に置いておいてください。
使用したカメラはPanasonic Lumix G9です。
ハイレゾモードをはじめとした写真の機能はもちろん、過去のアップデートで最強の動画機としても使えます。値段も落ち着いており、非常におすすめです。
おわりに
今回はハイレゾモードを使用した滝の撮影について紹介しました。NDフィルターを付け外しする煩わしさから解放されるうえ、高解像の写真が撮れちゃいます。ぜひお試しください。
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