私は現在、ミラーレス一眼と従来の一眼レフを併用しています。もちろんそれぞれに良さはあるのですが、ここだけは圧倒的にミラーレス一眼が優れていると思うことについて、本日はシェアしたいと思います。
ミラーレス一眼が従来の一眼レフよりも、圧倒的に優れている点。
結論から行きましょう。それはオールドレンズや他メーカレンズがほぼすべて使用できるということです。理由は次の項で紹介しますが、私はこれこそが従来の一眼レフにはない、ミラーレス一眼の大きな魅力だと感じています。
ミラーレス一眼が登場するまでは、往年の銘玉といわれるレンズたちはそのレンズ専用のカメラがないと撮影することができませんでした。でもミラーレス一眼が登場してからは、サードパーティ製の比較的安価なマウントアダプタ(約3000円)を介することで、ほとんどのレンズを使用することができてしまします。しかも、その使いやすさは素晴らしく、オリジナルのボディで使用するよりも、圧倒的に高精度にピントを追い込むことができます。
私も以下の写真の様に、Carl Zeiss Planar 85mm f1.4(ニコンFマウント用)をマウントアダプタを介して、SONY α7sやα7Rⅱで撮影をしています。
次の項で詳細を説明していきます。
その理由
なぜ、オールドレンズや他メーカレンズが使用可能なのか?
まず、オールドレンズや他メーカのレンズを使用するためには、取り付け部の形状を変換してあげることと、レンズ取り付け面からセンサーまでの距離(以後、フランジバックと呼びます)を調整してあげる必要があります。なぜなら、フランジバックが元のレンズ設計からずれていると、ピントがきちんと合わせられないためです。
フランジバックについて、もう少し説明しておきます。以下の図のように、従来の一眼レフでは、レンズとセンサーとの間にミラーがあります。一方、ミラーレス一眼ではその名の通り、ミラーがありません。そのため、ミラーレス一眼におけるフランジバックは、従来の一眼レフのそれに比べ、圧倒的に短くなります。
※Wikipediaより、引用
そしてこのフランジバックの短さこそが、どんなレンズにも対応できる理由なのです。元のレンズ設計に対して、フランジバックが短ければ、マウントアダプターで距離を稼いであげれば、いくらでも調整はできます。しかし、元のレンズ設計よりも、フランジバックが長ければ、それを短くすることはできません。実際には、少しでもフランジバックが短ければOKというわけでもなく、メーカー違いによる取り付け部の形状を変換するのにも、距離が必要になるので、ミラーレス一眼の様に、圧倒的にフランジバックが短いことが求められるのです。
構造上の理由に加え、その使いやすさにも触れておきます。マウントアダプターを介して、オールドレンズや他メーカレンズを使用するときはマニュアルフォーカスで使用することが多いと思いますが、前述したとおり、マニュアルフォーカス時のピント合わせの精度が格段に違います。
ミラーレス一眼の場合は、ファインダーで見える像は光学的に目に届くものではなく、一度センサーが受けて、それがデジタルデータに変換されたものです。一見、デメリットにも感じるかもしれませんが、デジタルデータゆえに、拡大したり、ピントが合っているエリアをピーキングしたり、ミラーレス一眼ならではの機能が、メーカー問わずほとんどの機種で実装されています。これを一眼レフで同じ精度でやろうと思うと、相当目が良くないと出来ません。
以下の様に、ファインダー内に拡大画像が表示され、ピントの合っている範囲をピーキングしてくれます。これにより、ピントが甘い写真を撮る確率が格段に減りました。
今回紹介したように、α7RⅱとCarl Zeiss Planar 50mm f1.4とCarl Zeiss Planar 85mm f1.4で撮影した作例を以下にアップロードしていますのでよろしければご覧ください。
おわりに
今回は、ミラーレス一眼が従来の一眼レフよりも、圧倒的に優れている点について、紹介しました。
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