今回は、ニュージーランド旅行用に1台カメラを追加導入したのでレビューしたいと思います。これからカメラを始めたい方にも、すでに本格的なカメラを持っていてサブ機を探してる方にも、マジでおすすめできるカメラです。
カメラに求める条件
まずはカメラに求める条件を整理していきましょう。ただスペックだけを追い求めるとカメラは重く、そして高価になっていく一方です。自分がどんな用途で、どのように使いたいかをきちんと分析することが重要です。
私が今回追加導入するカメラに求めた条件は以下の通りです。
➀軽量コンパクト
➁防塵、防滴
➂ボディ内手振れ補正搭載
➃画素数は2000万画素程度
➄高い動画性能
➅分かりやすいメニュー
➆豊富なボタン類
➇できるだけ安く!
欲張り過ぎ感はありますが、どれも譲れないんですよね…
旅行用カメラとして導入するので、軽量コンパクトはマストだし、できれば防塵防滴がいいし、これまでのNikon Fマウントのレンズ資産も活かしたいからボディ内手振れ補正も欲しいし、画質とデータ容量のバランスが取れた2000万画素程度のセンサーがいいし、もちろん動画も綺麗に撮りたいし、でも安く抑えたいし…といろいろあるわけです。笑
こんなカメラあるのかよって思いますが、あるんですよね。いい時代です。以下で見ていきましょう。
Lumix G99に決定!
世の中にはたくさんの機種がありますが上で挙げたような条件を満たしてくれるカメラってそんなに多くはないんですよね。
まずメーカーはSonyかPanasonicに絞り込むことができると思います。その他でもスペックを満たすものはありますがフルサイズでサイズが大きく値段も高いので、今回の目的には合致しません。
で、SonyのαシリーズのAPS-Cセンサー搭載モデルかPanasonic Lumixに絞られるわけですが、今回はLumixにしました。
両メーカーともすでに所有(α7sとLumix G7)してみて圧倒的にPanasonicの方が使いやすいんですよね。あくまで個人の感想ですがメニュー構成が分かりやすいし、欲しいところにボタンはあるし、ホールド感も全然違います。
α7sはどこか使いづらく、カメラというより測定器って感じがしてます。でも撮れる写真は素晴らしいです。特に好感度撮影においては発売から時間が経った今でも十分に通用します。
ながながと話してしまいましたがメーカーはPanasonicに決定です。で、軽量コンパクトという点からSシリーズは当然除外します。
あとは上で挙げた条件を見て、この3機種に絞りました。
※横にスクロールできます。
項目 | Lumix DC-G99 | Lumix DC-G9 Pro | Lumix DC-GH5 |
---|---|---|---|
有効画素数 | 2030万画素 | 2033万画素 | 2033万画素 |
シャッター | メカ:1/4000~60秒 電子:1/16000~1秒 |
メカ:1/8000~60秒 電子:1/32000~1秒 |
メカ:1/8000~60秒 電子:1/16000~1秒 |
ファインダー | 約236万ドット有機EL | 約368万ドット有機EL | 約368万ドット有機EL |
背面液晶 | 124万ドット3.0型 バリアングル液晶 |
104万ドット3.0型 バリアングル液晶 |
162万ドット3.0型 バリアングル液晶 |
SDダブルスロット | × | 〇 | 〇 |
AF測距点 | 49点 | 225点 | 225点 |
動画撮影 | 4K30p FHD60p |
4K60p FHD60p |
4K60p FHD60p |
スローモーション | FHD120p | FHD180p | FHD180p |
フォトスタイルV-Log | プリインストール | 別売り | 別売り |
防塵防滴 | 〇 | 〇 | 〇 |
寸法 | 約130.4×93.5×77.4mm | 約136.9×97.3×91.6mm | 約138.5×98.1×87.4mm |
重さ バッテリー、SDカード含 |
約536g | 約658g | 約725g |
Amazon価格 2020年6月24日現在 |
¥89,800 | ¥126,000 | ¥199,500 |
で、結構悩みに悩んだのですがG99に決めました。決め手になったのは値段が比較的安価であること、4K60pは使用予定がないこと、V-logが無料でプリインストールされていることです。
V-logというのは動画のプロファイルの一つで、撮影時はコントラストの低い灰色がかった映像なのですが後で色調整をするとダイナミックレンジの広い映像を得ることができるというものです。以下がV-logの撮影時と色調整後の動画を切り出したものになります。
他の機種では有料アップデートなのですがG99だけは無料でプリインストールされいています。これがあるとないとでは映像の質が全然変わってきます。
そんなこんなでPanasonic Lumix G99を購入しました。
実際に使用してみた
上で挙げたような条件をすべて満たしてくれるだけあって、満足度はかなり高いです。
特に手振れ補正については想像以上でした。Dual I.S.2に対応したレンズではもちろんのこと、それ以外のレンズや、手振れ補正非搭載の社外製レンズであっても、手振れ補正が強力に効きます。レンズの焦点距離を設定することで、適切な手振れ補正をかけてくれます。
また、動画撮影時には、手振れ補正はセンサシフト式の手振れ補正と、電子手振れ補正、さらに強力な電子手振れ補正(手ブレロック)を設定できるので、社外製レンズであっても手持ちで質の高い映像を撮ることができました。
合わせて紹介したいのがライブビューコンポジットです。これは購入時は全く気にしてなかったのですが、ニュージーランドでこの機能を使用して星空を撮影してみて、その便利さに感動しました。以下が実際に撮影した写真です。
写真を連続で撮影し、リアルタイムに合成してくれる機能なのですが、モニターで現在の状態が分かるのがすごく良かったです。合成した写真はノイズも平均化され全くと言っていいほど気になりませんし、RAWで保存できるのでLightroomでの調整幅も広いです。
関連記事:Lightroomを使った星空写真の編集(現像)方法
そのほかにもこのカメラで撮影した写真をInstagramにアップロードしているのでよかったらご覧ください。
TravelingramのInstagram
合わせて買いたいアクセサリ類
まずはアクセサリ類ではない気がしますが、おすすめのレンズです。とりあえずこれ一本あれば間違いないです。35mm換算で24-120mmまでカバーしてくれるので旅行などにはもってこいですし、何より画質が最高。Dual I.S.2に対応しているのでG99との組み合わせで強力な手振れ補正効果を発揮します。
次にバッテリー。実はSIGMAのBP-51と互換性があります。しかもこっちのほうが全然安いからおすすめです。SIGMA製ってのも安心できますよね。
あとは可変NDフィルター。動画撮影の時は映像を滑らかに見せるためにシャッタースピードは固定(大体フレームレートの2倍分の1秒が目安)で撮ります。そんな時に便利なのが可変NDフィルターです。私はKenkoのものを使っています。
※安いメーカーのは画質劣化が激しかったり、色味がおかしくなるのでおすすめしません。
こちらはステップアップリングというもの。フィルターって高価なのでそれぞれのレンズに合わせて買ってられないですよね。そんな時に便利なのがこれです。一番大きいフィルター径の大きいレンズに合わせてフィルターを買えば、1つだけで運用できます。
あとはもう少し動画に力を入れたいという方は簡易的なリグを組むのもおすすめです。こちらについては過去に紹介してますので以下のリンクを参照ください。
過去記事:一眼レフで動画撮影!低予算で簡易リグを組んでみた!
おわりに
本日は追加導入したPanasonic Lumix G99について紹介しました。ほんとに買ってよかったと思います。人によってカメラに求める条件は違うとは思いますが、私のそれと重なる部分が多いと感じた方には自信をもっておすすめできます。
この他にも、写真や旅行に関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。
記事内で気になったことをこちらからGoogle検索できます。
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