さて本日は私が日常用として愛用しているカメラを紹介したいと思います。フジフィルムのX100Fです。発売は2017年のため、新しいカメラではありませんが2021年現在も魅力的なカメラであることは間違いないのでシェアしたいと思います。
基本的なスペック
まずは基本的なスペックから見ていきます。このカメラの魅力は数字に表れないところにあると思っているのであくまで参考です。
項目 | X100Fのスペック |
---|---|
有効画素数 | 2430万画素 |
センサーサイズ | 23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) |
レンズ焦点距離 | 23mm(換算35㎜) ※換算50mm、70mmのデジタルテレコン機能付き |
シャッター | メカ:1/4000~30秒 電子:1/32000~30秒 |
ファインダー | 光学ファインダー(電子式ブライトフレーム) 電子ビューファインダー(約236万ドット) |
背面液晶 | 約104万ドット3.0型液晶 |
SDカードスロット | シングル |
動画撮影 | FHD60p HD60p |
フィルムシミュレーション | 15モード |
防塵防滴 | × |
寸法 | (幅)126.5mm×(高さ)74.8mm×(奥行き)52.4mm |
重さ(バッテリー、SDカード含む) | 約469g |
大きな特徴としてはコンパクトなボディにAPC-Cサイズのセンサーを積んでいることや換算35mmの単焦点レンズを採用して言うことが挙げられます。あとはフジフィルム製カメラの大きな特徴であるフィルムシミュレーションも15モード(PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア、ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター)搭載しています。
値段は後継機のX100Vが発売されたこともあり、少し手ごろになっています。以下のリンクより最新情報が確認できます。
いいところ、そうでないところ
それでは、あくまで主観ですがいいところと、そうでないところを紹介したいと思います。あまり挙げすぎてもキリがないので、特にお伝えしたいことを5つずつに絞ります。まずはいいところから。
①軽量コンパクト
②他メーカーに類を見ないデザイン
③jpeg撮って出しが高クオリティ
④USB充電に対応
⑤光学ファインダー
今回は日常用のカメラとしてX100Fを紹介しています。①の軽量コンパクトであることや、②の他のメーカーにはないクラシカルでかっこいい見た目は、カメラを持ち出す気にさせてくれます。
次に③です。上で紹介したように15モードのフィルムシミュレーションがとにかく秀逸で自分流のセッティングを見つければ、撮影後に画像編集ソフトを使用せずとも、雰囲気のある写真が撮れてしまいます。以下はACROS+Rフィルターで撮影したjpeg撮って出し写真です。
このほかにも以下のWebサイトで日常でスナップした写真を公開していきますので、是非ご覧ください。ほどんどがjpeg撮って出しの写真です。
④も日常用カメラとしては非常に重要な点です。モバイルバッテリーや車のシガーソケットから外出先で手軽に充電することができます。ちなみにmicro USBに対応しています。
最後に⑤です。これは文章でお伝えするのは非常に難しいのですが、これまた他のメーカーには類を見ないファインダーで、レンジファインダーカメラのような感覚で写真を撮ることができます。また、jpeg撮影時にデジタルテレコン機能を使用した際にはブライトフレームが自動で切り替わり、Leica M3を彷彿とさせます。日常を”切り取る”感じが強く、一度使と病みつきになると思います。
以上いいとこを5つ紹介しました。それでは次にそうでないところも紹介しておきます。
➀値段がまぁまぁする
➁バッテリーの持ちが良くはない
➂防塵防滴非対応
➃AFが遅い
レンズ開放時の描写
まずは①ですが、決して安くはありません。ただ、魅力は多いのでグッとくる方にはお値打ちなのではないでしょうか。
次に②ですが、バッテリーの持ちが良くはありません。メーカー公証だと電子ビューファインダー使用時で約270枚、光学ファインダー使用時で約390枚とのことですが、体感的にはもう少し少ないですね。しかしながら、上で紹介した通り、USB充電に対応していますので、大きな問題にはならないでしょう。
次に③ですが、残念ながら防塵防滴には非対応です。以下で紹介する後継機は対応していますので、防塵防滴対応が良ければそちらを選びましょう。
次に④ですが、オートフォーカスが遅いです。これは確実に言えます。使えないレベルではないけれど、改善してほしいところです。とくにコントラストが低い被写体は迷う傾向にあります。
最後に⑤です。これはよくレビューでも書かれていますが、開放f2時の描写がふわふわしていてお世辞にも綺麗なものではありません。これも雰囲気と捉えればいいのかもしれませんが個人的にはもう少し頑張ってほしいところ。しかし1段絞ると劇的に画質が改善します。
以上、いいところとそうでないところを紹介しました。普段メインのカメラをお持ちで日常用に愛用できるカメラをお探しの方には特におすすめできます。実際私もそんな使い方をしています。
後継機のX100V
今回紹介したX100Fには後継機が存在します。様々なところで仕様変更がなされていますが日常使用のカメラとして使う上で大きな違いはありません。唯一大きいのが防塵防滴対応になったこと。でも値段もだいぶ上がっているんですよね。私は少し触ってみましたが買い替えることはしませんでした。
おわりに
今回は私が日常的に愛用しているX100Fを紹介しました。キャラクターが強いカメラではありますがグッと来た方には自信を持ってお勧めできます。
この他にも、写真や旅行に関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。
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