今回は私が実際に使用しているフルサイズミラーレス一眼Sony α7sを紹介します。
【機材紹介】今でも圧倒的な高感度を誇るフルサイズミラーレス一眼Sony α7s
今回紹介するのはSony a7sです。そうです。初代のモデルです。このカメラ、万能とは言い難いですがその高感度性能は現在のカメラと比較しても、まったく見劣りしません。詳しいスペックについてはメーカのホームページをご覧ください。
私が使用していて、感じたおすすめできる点を以下にまとめました。
- 高感度性能が圧倒的
- 必要最小限の画素数
- 小さいボディサイズ
- 中古価格が安い
- ほとんどのレンズが使用可能
1.高感度性能が圧倒的過ぎます。まぁ、使うことはないですが最大でISO409600まで使用可能です。写真編集ソフトを併用すればISO25600くらいまでは普通に使用することが出来ます。これは現在においても、すごいことです。
2.有効画素数が1220万画素と他のカメラと比べると非常に少なくなっています。同じセンサーサイズであれば、画素数が少ないほど、一つの画素当たりの光の量が多くなります。それゆえ、デジタルデータに変換するときの増幅率が下がり、ノイズの量も抑えられ、高感度に強いカメラになるわけです。1220万画素と聞くと、心許ないと感じるかもしれませんが、デジタルデバイスで鑑賞する場合は最大でも4K解像度(≒800万画素)あれば、必要十分です。また、プリントする際にも1220万画素あれば、A3くらいまでは問題なく作品として使用できます。
3.レンズを外すと非常にコンパクトで、カメラバッグのちょっとした隙間にも、収納できてしまいます。旅行なんかに持っていくにはとてもいいカメラです。とはいっても、フルサイズ。レンズはそれなりに大きいです笑。
4.発売から年数が経過しているため、中古価格が落ち着いています。発売当初は約40万円ほどだったので、それを考えると非常にお得に買えます。また、未だに人気のあるカメラなので、購入価格と買い取り価格の差が少ないのも魅力の一つです。
5.これは、ミラーレス一眼全般に言えることですが、そのフランジバック(レンズのマウント面からセンサーまでの距離)が短いため、マウントアダプターを介せば、メーカー問わずほとんどのレンズを使用することが出来ます。オールドレンズは数千円から普通に使用できる個体を入手することが可能ですので、いろんな楽しみ方ができます。
いいところばかりではなく、イマイチなところも紹介しておきます。
- トリミング耐性が低い
- 耐環境性能が低い
- 動画性能は期待しちゃダメ
- ボディ内手振れ補正は非搭載
1.上で紹介した通り、α7sは1220万画素しかありません。そのまま使用する分には問題になることは少ないですが、トリミングして作品にする場合においては、余裕がほとんどありません。それゆえ、撮影時にきちんと画角を決めてあげる必要があります。
2.これは私の経験上の話になります。星空を撮影するときなんかは、極寒であることが少なくありません。同じく愛用しているNikon D600は全く問題ない環境下でも、モニターの左端の一部が映らなくなったり、タイムラプス撮影中にフリーズしたりする現象が数回ありました。ただ、これは―10℃以下の極端な状況です。ほとんどの方には問題になることはないかもしれません。
3.この時代のカメラには珍しく、外部レコーダーを接続すれば4K動画を撮ることができますが、一般の方はそんなことはしないと思います。このカメラに動画性能を期待するのはやめましょう。最近はスマートフォンで4K動画がお手軽に撮れちゃいますからね。ただ、このカメラで面白いのは、星空やオーロラなどの非常に暗い被写体もISOを上げて動画撮影できてしまいます。作品にできるレベルではありませんが、撮れるというだけで、すごいことです。是非お試しください。
4.手振れ補正はレンズで行います。Sonyのフルサイズミラーレス機は第2世代からはボディ内手振れ補正機を搭載していますが、α7sは残念ながら非搭載です。高感度撮影により、同じ撮影条件下でもシャッタースピードを上げることが出来ますので、運用でカバーしましょう。
色々と述べましたが、いい意味で割り切ったカメラだと思います。中古価格も落ち着いているので、高感度専用機として導入するには非常におすすめです。(実際に私もそのように運用しています。)楽天市場ではマップカメラがネットショップを開設しています。中古カメラであっても保証付きで買えるので非常におすすめです。
α7sで撮影した写真について、撮影場所から撮影方法まで以下のリンクでシェアしていきます。結局はどんな写真が撮れるのかが一番大事ですよね。よろしければご覧ください。
おわりに
この他にも、写真や旅行に関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。また、右上にInstagram、You Tube、Twitterのリンクがありますのでよかったらチェックしてみて下さい。
記事内で気になったことをこちらからGoogle検索できます。