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Travelingram > ブログ > Camera Reviews > Leica Ⅲf の使い方 フィルム装填から撮影まで
更新日: 2019年10月15日 投稿者: Travelingram D
Camera Reviews

Leica Ⅲf の使い方 フィルム装填から撮影まで

 使いこなすまでに、少し慣れが必要なLeica Ⅲfの使用方法について、フィルム装填から撮影までのHow Toを紹介したいと思います。

目次

  • Leica Ⅲfについて
  • フィルム装填方法
  • 撮影方法
  • フィルム巻き上げ方法

Leica Ⅲfについて

 Leica Ⅲfは1950年に発売されたレンジファインダー式カメラであり、バルナックライカの最終形態と言われています。バルナックというのは、オスカー・バルナックという方がこれの原型を発明したことと、のちに発売され一世を風靡することになるM型ライカと区別するためにこのように呼ばれているようです。発売から70年が経とうとしている今でも整備してある個体であれば問題なく使用できますし、その作りは現代のカメラには見られないほど素晴らしいものです。 外観は以下の写真の通り、“Theレトロカメラ”という感じで、非常にかっこいいですよね。手にとってみると、今のカメラにはないほど、作りが良く、所有欲を満たしてくれます。

フィルム装填方法

バルナックライカのフィルム装填は、M型と比較すると少々面倒くさいところがあります。これから紹介する方法は、私が色々試した中で、一番短時間で確実に出来る方法です。今回装填していうのは、KodakのGOLD200というフィルムです。非常に安価ですが色乗りも悪くなく、フィルムらしい粒状感も楽しめるので私の好きなフィルムのうちの一本です。

 まずはレンズを外していきます。バルナックライカはスクリューマウントなので反時計回りに回すだけで外れます。以下の写真のようにレンズの距離表示がある部分を掴みます。

次に裏蓋を外していきます。右手に見えるロックレバーをひねり、蓋を外します。

蓋が外れたら、中からスプールを取り出します。

次にシャッター巻き上げダイアルを停止するまで回し、シャッタースピードダイアルのB(バルブ)をダイアル横の矢印に合わせます。シャッタースピードダイアルは上に軽く引っ張ると回すことができます。その後、シャッタを押すとシャッターが開きっぱなしにします。(※シャッターを閉じるためにはスローシャッタースピードダイアルを回しますが、フィルム装填は、シャッターを開きっぱなしで行いますので、装填中にスローシャッタースピードダイアルに触れないように注意してください。)

シャッターボタンを押したらフィルムを装填していきます。先程取り出したスプールの溝にフィルムの端を挟みます。しっかり奥まで差し込んでください。

フィルムを差し込んだら、スプールにフィルムを一周程度巻きつけます。

 フィルムとスプールをカメラに以下のように挿入していきます。フィルムが途中で引っかかる感じがするかもしれませんが今はそのままでも大丈夫です。

 フィルムとスプールの向きはカメラの底にイラストが書いてあるので、そちらも参考にしてください。

 カメラの正面をみると、シャッターが開いているため、フィルムが確認できると思います。

フィルムがずれているのがわかると思います。これを多少強引ではありますが、指でずらしていきます。少し押し当てながらずらすと、やり易いと思います。

 フィルムの穴がカメラのスプロケットに噛み合っていることを確認してください。噛み合っていない場合はフィルム巻き上げレバーを少し回せば噛み合います。

裏蓋を閉めます。開けた時の反対手順で、ロックレバーを回すのをお忘れなく。

シャッター巻き上げダイアルを回し、空のシャッターを2、3枚きります。その後、レンズを取り付け、シャッター巻き上げダイアルの下にあるフィルムカウンターを0に合わせれば、フィルム装填は完了です。

撮影方法

撮影する前にひとつだけ確認してください!Elmarの様に沈胴式のレンズを使用する場合は、必ずレンズ引き出ていること、ロックされていることを確認してください。レンジファインダーカメラはファインダーに映る像とレンズが捉えている像が異なりますので、気付かずにピンボケ写真を量産してします恐れがあります。それでは、撮影方法に進みましょう。

①露出を決める

Leica Ⅲfは露出計が付いてません。したがって、自分で露出をきめてあげる必要があります。方法は色々ありますが、私のオススメはスマホのアプリを利用することです。“露出計”で検索すれば無料のものが多数出てくるかと思いますので、お気に入りのアプリを探してみてください。装填したフィルムのISOを設定し、アプリ内のカメラで被写体を写すことで適正なシャッタースピードと絞りの組み合わせを示してくれますので、そのとおりにカメラを設定していきます。以下は私が使用している“覚える露出計”というアプリです。

②シャッタースピードを設定する

シャッタースピードダイアルは軍艦部に配置されています。シャッター巻き上げダイアルを停止するまで回し、シャッタースピードダイアルの ①で決めた値をダイアル横の矢印に合わせて回していきます。シャッタースピードダイアルは軽く上に引っ張って回します。

③絞りを設定する

絞りの設定はレンズ側で行います。ここではElmar3.5cmを例に説明します。いたって簡単で、絞りを①で決めた値に合わせるだけです。

 ③ピントを合わせる

ピント合わせはレンジファインダーカメラを使う上で楽しい瞬間でもあります。二つあるファインダーのうち、左側のファインダーを覗くと、以下のような二重像が確認できます。レンズのピントリングを回すと二重像が移動し、重なる位置が有ると思います。これがピントの合う位置となります。

④フレーミングする

フレーミングは2つ有るファインダのうち、右側のファインダーを使用します。Leica Ⅲfは50mmのファインダーしか備えていないため、それが以外の焦点距離のレンズを使用する場合は別途ファインダーを用意する必要があります。

⑤シャッターを切る

あとはシャッターを切るだけ。ここでの注意点ですが、シャッターを切る際にシャッタースピードダイアルを指や頭などで触れていると、シャッタースピードが狂ってしまうので、きちんと離れていることを確認して、シャッターを切ってください。

フィルムの巻き上げ方法

フィルム巻き上げは簡単です。切り替えレバーをRの方に回転させ、あとはフィルム巻き上げダイアルを感触が軽くなるまで巻き上げます。巻き上げ終わったら、切り替えレバーを元に戻すのを忘れずに。あとはフィルム装填時のように底蓋を開け、フィルムを取り出して完了です。

以上、簡単ですがLeica Ⅲfの使い方でした。少し面倒くさい部分もありますが、写真を撮る喜びを教えてくれる素晴らしいカメラです。是非みなさんも試してみてください。

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