こんにちは。Travelingramの管理人です。今回は焦点距離・適正露出の計算ツールを作成しましたのでシェアしたいと思います。アプリのインストールの必要はなく、Webブラウザ上で使用できるでぜひご活用下さい。
こちらが焦点距離計算ツールです。飛行機や野鳥を撮る時って何ミリのレンズを持っていこうかすごく悩むんですよね。そんな時に簡単に焦点距離を計算できるツールが欲しくて作ってみました。
設定項目と簡単な説明は以下の通り。
- センサーサイズ
- 被写体までの距離(m)
- 被写体サイズ(m)
- 短手・長手の選択
- 被写体の画面占有率(%)
1.センサーサイズについては、お使いのカメラに合わせて選択ください。
2.被写体のまでの距離は単位はメートル(m)になりますのでご注意ください。小数点も入力できるようになっています。もし被写体までの距離が不明な場合は、GoogleMapの2点間の距離を測定する機能を使うと便利です。
3.被写体サイズも単位はメートル(m)になりますのでご注意ください。小数点も入力できるようになっています。
4.短手・長手を選択します。被写体を写真のどちらの方向に合わせたいかによって選択してください。より大きくとらえたい場合は長手方向になります。
5.被写体の画面占有率は単位は%になります。100%にすると画面いっぱいになってしまいますので少し余白が欲しければ90%、80%と調整してみてください。
ここまですべて入力し、”計算する”を押下すると推奨される焦点距離が表示されます。
こちらは適正露出計算ツールです。撮影地に持っていくレンズや明るさを調整するNDフィルターの番手を選定したり、事前に撮影設定をシミュレーションするのに便利です。
設定項目と簡単な説明は以下の通り。
- ISO感度
- シャッタースピード
- f値
- EV値
- NDフィルター
- 計算する項目の選択
適正露出はISO感度、シャッタースピード、f値、EV値、NDフィルターの値が相互に影響を及ぼしあって決まります。このツールでは計算したいパラメータ以外の値を指定します。例えば、適正なNDフィルターの値を知りたければ、それ以外のISO感度、シャッタースピード、f値、EV値を設定する必要があります。
1.ISO感度は100、800といったようにそのまま数字で入力できます。
2.シャッタースピードは小数でも分数でも入力できるようになっています。例えば、0.001でも1/1000でもOKです。
3.レンズのf値を入力します。1.4、2.8のように小数で入力もちろんOKです。
4.EV値を入力します。EV値は被写体の明るさの指標になります。以下が目安にになりますが、このツールを使用して過去に撮影した写真の設定値から、その被写体のEV値を計算することもできます。
条件 | EV値 |
---|---|
快晴の海・山・砂漠 | 16 |
快晴 | 15 |
晴れ | 14 |
曇り | 13~12 |
夕方 | 11~10 |
明るい室内 | 10~8 |
室内 | 8~5 |
黄昏時 | 1~0 |
星空 | -4~-6 |
5.NDフィルターの番手を入力します。フィルターなしは1、ND1000は1000のように入力すればOKです。
6.計算したいパラメータ以外の値をすべて入力したうえで、計算したいパラメータを選択し、”計算する”を押下すると計算したいパラメータの適正値が表示されます。
もし便利だと思っていただけたら、ぜひブックマークしてお使いいただければと思います。