本記事ではオーロラの写真撮影に必要なものを8つに絞って紹介していきます。その中でも4つは必需品、残り4つはあると便利なものですので、予算や用途に応じて準備頂けたらと思います。
なお、オーロラの撮影方法については別の記事にまとめていますのでこちらもご覧ください。
意外と簡単!オーロラの撮影方法
必需品4選
まず、オーロラを撮影するうえで必需品となるものから紹介していきます。
①カメラ
カメラはマニュアル設定できるものを選びましょう。マニュアル設定とは、ISO感度、絞り値、シャッタースピードを任意に設定することを指します。これさえ満たせば、コンデジでももちろんOKです。
ただし、センサーサイズがより大きいカメラの方が、良い画質でオーロラを捉えることが出来ますので、上を目指したい方はコンデジよりも、ミラーレス一眼や一眼レフをお勧めいたします。
なお、ミラーレス一眼や一眼レフの場合は、カメラだけでは撮影ができませんので、交換式のレンズが必要となります。レンズは上を見たらキリがありませんが、標準ズームレンズでも問題なくオーロラは撮影できます。
以下に参考として、私がお勧めする各価格帯のカメラとレンズを紹介します。
まずはコンデジ編としてソニーのDSC-RX100M3。今はM7まで出ていますので型落ちの機種にはなりますが、値段と性能のバランスが取れているM3が非常にお勧めです。もちろんオーロラを撮影するうえで何の問題もありませんし、これ一つあれば旅行先で非常に重宝します。
次にAPS-Cサイズのセンサを搭載した富士フィルムのミラーレス一眼X-T20とキットレンズなのに素晴らしい描写をすると評判のXF18-55がセットになったこちらを紹介します。コンデジに比べ、少し値段は張りますが、これを機に写真を趣味にしたいという方には大変お勧めです。
最後にフルサイズセンサを搭載したソニーのα7Ⅲと高倍率ズームレンズなのに全域で素晴らしい描写をするSEL24105Gを紹介します。こちらはセットで買うと30万円を超えますのでなかなか手が出ないかとは思いますが、その性能は折り紙付き。これらがあれば大体の被写体はカバーできますし、思い出を高品質な写真と供に残せます。
②三脚
オーロラを撮影するとなると、シャッタースピードを3秒以上とする場合が多いので、手持ちでの撮影は難しくなります。そこで必要となるのが三脚。安価なものでも構いませんので、オーロラ撮影の際は必ず持参しましょう。
こちらも各価格帯におけるお勧めの三脚を安い順に紹介していきます。三脚は基本的に高くなるほど、軽くて丈夫なものになります。使用頻度が低い方は一番安いものでも十分です。
③スマートフォン
スマートフォンは以下の2つの用途で使用します。
(2)手元確認用のライト
(1)については、詳しく別の記事に書いてますので、以下をご覧ください。
オーロラに出会う確率をぐーんとあげる3つの方法
(2)についてです。オーロラの写真撮影は基本的に暗いところで行います。カメラを操作するにも手元が見えないので、スマートフォンのライトが重宝するわけです。以下のあると便利なものとして、ヘッドライトを紹介しますが、それの簡易版といった感じになります。
④レンズ拭き
オーロラの撮影は、寒い中で撮影しますので、レンズが結露することが多々あります。レンズが曇ってしまうと、せっかくの写真が台無しになりますのでレンズ拭きを忘れずに持っていきましょう。
以下にあると便利なものとして、レンズヒータを紹介しますが長時間にわたって撮影をする場合は、レンズ拭きと合わせて、レンズヒータを持参されることを強くお勧めします。
あると便利なもの4選
ここからはあると便利なものです。マストというわけではありませんが予算があれば持参されることをお勧めします。
⑤ヘッドライト
上で紹介したスマートフォン同様、手元を照らすために使用します。こちらは、頭に装着するため、常時両手が使えるというのが大きなメリットです。値段もそこまで高くないので、持参されることを検討ください。
⑥レンズヒーター
寒い中で長時間写真撮影していると、レンズが結露し、曇ってきてしまいます。それを防止してくれるのが、レンズヒーター。レンズの先端に装着することで、結露するのを防いでくれます。装着した時に、写真にレンズヒーターが写り込まないように試し撮りをして、確認しておくと安心です。次のモバイルバッテリーの項でも説明していますが、レンズ用とモバイルバッテリー温める用で2つ用意しておくのがお勧めです。
上で紹介したレンズヒーターを駆動するために必要となります。また、最近のデジタルカメラはUSB給電が出来るものが多くありますので持っていくと便利です。
ここで注意しなけれあならないのが、モバイルバッテリーは非常に寒さに弱く、寒い中で長時間置いておくと電圧が下がってしまい、まともに駆動することができません。
私はその対処法として、レンズヒーターを2つ持っていき、一つはレンズに、もう一つはモバイルバッテリーに巻きつけるようにして、使用しています。(以下の写真を参照ください。)
せっかくモバイルバッテリー充電したのに、自分自身を温めるために電気を使ってしまうのはもったいない気がしますが、寒い中で撮影するときは仕方ありません。
⑧リモートレリーズ
普段撮影するときのようにシャッターボタンを押して、撮影をすると、押下したときの振動で写真がブレてしまいます。カメラのタイマー機能を使う方法もありますが、これだとシャッターチャンスを逃してしまう場合がありますので、リモートレリーズを準備されることをお勧めします。
リモートレリーズはカメラごとに、専用のものがありますので、“お使いのカメラ名 リモートレリーズ”で検索すれば、商品ページにたどり着けると思います。
リンクのリモートレリーズは各メーカに対応品があり(適合については商品ページで確認ください)、タイムラプス撮影をするときにも重宝します。
おわりに
今回はオーロラの写真撮影に必要なもの8選を紹介しました。きちんと準備していくことで、写真のクオリティはぐーんと上がります。ここで紹介したものは星空の撮影をする際にもそのまま使えますので、揃えてみてはいかがでしょうか。
この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。また、右上にInstagram、You Tube、Twitterのリンクがありますのでよかったらチェックしてみて下さい。
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