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Travelingram > ブログ > Photography > 覚えてしまえば簡単!星空撮影の方法
更新日: 2021年12月20日

覚えてしまえば簡単!星空撮影の方法

 本記事では星空撮影の方法について紹介したいと思います。暗いところでの撮影になりますので、いくつか気をつけるべきことはあるものの、コツさえつかめてしまえば意外と簡単に星空の写真が撮れるようになります。

 今回対象としてるのは、以下の画像のような星と景色を広角レンズで撮影する星景写真となります。(写真は筆者がニュージーランドのテカポで撮影したもの)

テカポの星空

 星雲などをクローズアップして撮影したい場合は手順も複雑ですし、高額な機材を多数そろえる必要になります…沼にはまりますので、お勧めはしません。(笑)

Contents
  • 覚えてしまえば簡単!星空撮影の方法
    ①星空撮影の場所を決める
    ②三脚とカメラを設置する
    ③カメラの記録モードをRAWに設定する
    ④ISO感度、絞り値、シャッタースピード(SS)を設定する
    ⑤構図を決め、星空にピントを合わせて撮影する
    ⑥理想の1枚となるまで④と⑤を繰り返す
  • おわりに

覚えてしまえば簡単!星空撮影の方法

 まず、星空撮影にはいくか必要なものがあります。これについては別の記事にまとめていますので、この記事をご覧いただく前に、ご一読頂ければ幸いです。

星空の写真撮影に必要なものリスト8選

 それでは星空撮影のの手順を見ていきましょう。

①星空撮影の場所を決める

 これについても、別の記事にまとめています。必要に応じて、以下をご覧ください。

星空撮影の場所の決め方

 

②三脚とカメラを設置する

 星空撮影の場所に着いたら、早速撮影の準備に移りましょう。三脚の足を撮影しやすい長さに伸ばし、カメラを設置します。この時、三脚の可動部をきっちり固定し、安定した場所に設置するようにしましょう。長くシャッタースピードで撮影しますので、ブレてしまうと写真が台無しになってしまいます。

 レンズヒーターをお持ちの方はここで装着しておきましょう。なお、レンズヒータがレンズにかかっていないことを試し撮りして確認しておきましょう。

③カメラの記録モードをRAWに設定する

 カメラの記録モードはjpegではなく、RAWで保存します。星空撮影の場合、後から編集で色味を調整したり、ノイズを除去したりしますので、RAWで撮っておきましょう。なお、ホワイトバランスは編集の時に変更できるのでここでは設定する必要はありません。

④ISO感度、絞り値、シャッタースピードを設定する

 まずはカメラをマニュアルモードに設定します。大抵のカメラにはダイアルがついていて、そこにMの表記があると思います。マニュアルモードに設定することで、ISO感度、絞り値、シャッタースピードを任意に設定することが出来ます。次に以下の値を参考にしてベースとなる設定をします。

ISO感度:2000
絞り値:f4
シャッタースピード:30秒

 適正な設定については、その場所のコンディションによって変わってきます。 試し撮りした結果が暗ければ、ISOをあげる、シャッタースピードを伸ばす、絞り値を小さくするで調整します。明る場合は、この逆となります。

 ここで、設定値を決める上での注意点をいくつか挙げておきます。まず、ISO感度についてですが、ISO感度を上げすぎるとノイズが多くなって、ザラザラした写真になってしまいます。(高ISOへの耐性はセンサーサイズが大きくなるほど、高くなりますので、低ノイズの写真を残したい方へは、フルサイズをお勧めいたします。写真は私の愛機Nikon D600)

低ノイズのためにはフルサイズカメラ

 次に、絞り値についてですが、レンズにもよりますが、あまり開放で撮ることは、お勧めいたしません。というのも、多くのレンズは、開放付近になると、描写が甘くなるほか、周辺部の光量が低下します。これは、味として使う場合もありますが、星空撮影する際には、あまり良いものではありません。

 私の例で言えば、開放から1段くらい(開放f2.8であればf4、開放f1.4であればf2)は最低でも絞り込んで撮影するようにしています。

 最後にシャッタースピードについてです。これは特に注意が必要です。星空は日周運動のため、1時間に約15°動きます。シャッタースピードを長くしすぎると、一つ一つの星が点ではなく、線で記録されてしまいます。あえて星の軌跡を線でで表現する方法もありますが、点で記録したい場合は、500の法則を覚えておきましょう。

シャッタースピード上限
=500÷レンズの焦点距離(35mm換算値)

 例えば35mm換算で50mmのレンズを使用した場合は、シャッタスピードは10秒以下。20mmのレンズを使用した場合は、シャッタスピードは25秒以下となります。

⑤構図を決め、被写体にピントを合わせて撮影する

 こればっかりは皆さんのセンスです。よくある構図の勉強をするよりも、目の前の景色をどのように切り取るか、ご自身の感性に任せ、撮ってみてください。

 私が写真を撮る際に、考えていることについて、以下の記事にまとめていますので、こちらもよろしければ参考にしてみてください。

私が写真を撮るときに心がけていること~写真に物語を与える~

 最後にピント合わせです。星空撮影のピント合わせはマニュアルフォーカスで行います。暗いところでオートフォーカスは効かない&精度が悪いためです。

 星空にピント合わせの際の注意点を説明します。レンズの∞マーク(レンズに よってはマークがない場合もあります)に合わせるのではなく、ライブビューモニターで拡大してピントを合わせていきます。というのも、微妙な誤差があるため、∞に合わせても、ピンボケすることがあるからです。

 星が一番小さく点状になる位置がピントの合っている状態になります。ピントが合っていないと写真が台無しですのでしっかりと確認しましょう。

あとはシャッターを切るだけです。ここで、リモートレリーズをお持ちの方はカメラのシャッターボタンではなく、リモートレリーズをご使用ください。シャッター押し込み時のブレを防ぐことができます。

 リモートレリーズをお持ちでない方は、タイマー機能を使うのも一つの方法です。

⑤ 理想の1枚となるまで③と④を繰り返す

 1枚目で完璧な写真が撮れることは、まずありません。③と④を繰り返し、理想の1枚に近づけていきましょう!

おわりに

 今回は星空撮影の方法について紹介しました。一度習得してしまえば非常に簡単ですし、ぜひ試してみてください。今後、星空の写真の編集方法や、応用変としてタイムラプス撮影についても紹介していきます。

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