本日は飛行機と夜景の撮影方法を紹介します。撮影場所に選んだのは伊丹空港(大阪国際空港)近くの千里川沿いです。滑走路の真後ろから、目の前で離着陸する飛行機を撮影できる世界でも有数のスポットなので、超おすすめです。
はじめに
本ブログでも紹介している通り、私は自然の風景写真を撮影することが多く、人工物はめったに撮りません。
でも飛行機、特にボーイング787だけは別です。
効率よく空を飛ぶために洗練されたプロダクトは、類を見ない美しさがあります。
今回は、そんなボーイング787の美しさが際立つ夜景と組み合わせた写真の撮影方法について紹介します。ちなみにこんな写真が撮れます。
撮影場所
撮影場所は、千里川の河川敷になります。飛行機を間近で撮影できるスポットとして有名な場所なのでご存知の方も多いかもしれません。土日は結構混雑するので、できれば平日に行くことをおすすめします。
千里川へは阪急曽根駅が最寄となります。駅からの道のりのリンクを張っておくので参考にして下さい。
使用した機材
今回撮影に使用した機材を紹介します。
飛行機は移動速度が速いのでブレなく撮影するためにはシャッタスピードを速くする必要があります。しかしながら、夜間の撮影のため、シャッタースピードを速くすると光量が不足します。
これを解決するためには方法は2つ。高感度に強いカメラと明るいレンズを使用すること。
昨今のフルサイズカメラであればISO12800くらいまでは常用できるのでおすすめです。マイクロフォーサーズとかAPS-Cでも撮れなくはないけど、やはり画質は全然違います。
私が使用したのはSonyのα7s。だいぶ古いカメラではありますがまだまだ現役です。
中古でもいいのでフルサイズは一台持っておくといいですよ。多くの場合はマイクロフォーサーズやAPS-Cで十分ですが、今回のようにフルサイズでないと取れないシーンも少なからずあります。
マップカメラだと、中古でも安価で保障に加入できるので結構おすすめ。
次にレンズ。今回私は、Carl ZeissのPlanar 50mm f1.4を使用しました。Nikon Fマウント用でマウントアダプタを介してα7sのボディに取り付けています。このレンズ、立体感や空気感がすごくいいお気に入りのレンズなんですが飛行機撮影には向きませんね。写真の端の方をご覧いただくと分かると思いますが、開放付近だと収差が多いので、飛行機撮影にはあまりお勧めしません。
でも使い所によってはめちゃくちゃ良い単焦点なので、持ってても損はない一本です。
フルサイズだと50mmでちょうどいい感じの画角になるので各社から発売されている50mmf1.8または50mmf1.4のレンズを準備すればOKだと思います。
あとはミラーレス一眼をお使いの方は私と同じようにマウントアダプタを介して、社外のレンズやオールドレンズを使用するのも手です。
撮影方法
次に撮影方法です。慣れてしまえば簡単。飛行機は次々来るので失敗を恐れずチャレンジしましょう。
基本的には手持ちで撮影します。多くのカメラは連写モードがあると思いますので、連写モードでとにかく数を打ちましょう。
オートフォーカスは使用しません。マニュアルフォーカスに切り替え、飛行機が大体どれくらいの位置でフレーミングするかをイメージし、あらかじめピントを合わせておきます。無限遠まではいかないまでも撮影場所から50m~100mくらいの位置を通過するイメージでマニュアルフォーカスでピント合わせをしておきます。これについても飛行機は次々来るので、微調整をしていきましょう。
また、撮影モードもマニュアルにします。特に夜は露出が安定しないのであらかじめ自分で設定しておきましょう。私の設定値はこんな感じ。RAWで撮っておけばある程度はあとで調整できるのでRAWで撮影するようにしましょう。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
シャッタースピード | 1/250 |
ISO | 12800 |
絞り | f1.4 |
あとは飛行機が来るタイミングで、全神経を集中させ連写するのみ。
加えて、飛行機撮影の時に便利なwebサイトを紹介しておきます。飛行機の現在地がリアルタイムにわかる便利なサイトです。暇なときにただ眺めてるだけでも、結構面白いです。もちろん無料なので是非お試しください。
おわりに
今回は飛行機と夜景の撮影方法、またその撮影スポットについて紹介しました。間近で見る飛行機は本当に圧巻なので、飛行機に興味がないという方でも、ぜひ訪れてみてください。
この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。また、右上にInstagram、You Tube、Twitterのリンクがありますのでよかったらチェックしてみて下さい。
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