本日は満月ということもあり月の撮影方法について記事を書こうと思います。実はめちゃくちゃ簡単なんです。ぜひお試しください。
本日のテーマは月の撮影です。題名の通り、ズームレンズキット等に付属している比較的安価な望遠ズームレンズでも十分綺麗に撮影できますので、ぜひお試しください。ちなみに私が撮ってみた写真がこちら。自宅のベランダから、ほぼ満月の日の晴れた夜に撮影しました。
撮影に使用した機材(矢印クリックで表示)
カメラは以前にも紹介したLUMIX G99。写真も動画もこれ一つでOK。特に旅行用としておすすめ。
レンズはこちらのオールドレンズ。運がよければ5000円前後で手に入ります。オートフォーカスや手振れ補正は付いていませんが、三脚を使用する場面では、全く問題ありません。
マウントが違うのでそのままでは使用できません。ということで、皆さんおなじみのK&Fのマウントアダプター。
あとは三脚です。なんでもOKですが、今回は望遠域での撮影ということもあり、ブレにシビアになります。機材の重さを鑑みても、これくらいの三脚を使用すると安心です。
雲台は、個人的にお気に入りのこちら。非常にビルドクオリティーが高く、高コスパです。
何事も準備が肝心です。まずは月齢と月の出、月の入り時刻ををチェックしましょう。以下のサイトで日付を入力すれば、確認することができます。
さらに詳細に何時にどの方角に来るかを知りたい場合は、こちらのアプリも併用ください。無料で使用できます。
次に天気。いくら月が綺麗に輝いていても手前に雲があれば、観測することはできません。詳細な雲の予報が分かり、割とよく当たるので参考にしてみてください。
ここまで下調べをすればOKです。条件の良さそうな日に、夜空にカメラを向けてみましょう。
月は明るい被写体なので、撮影機材は何であっても割と綺麗に撮れます。それこそ、おもちゃの望遠鏡越しにスマートフォンで撮影しても大丈夫なほどです。
月をどれだけクローズアップして撮るたいかによりますが、作例で示したように、ある程度月を主題として撮影する場合には、焦点距離はフルサイズ換算で300mm以上が良いでしょう。ちなみに作例は200mmのレンズをマイクロフォーサーズのカメラで撮影しているので、フルサイズ換算で400mmとなります。
三脚はできればあった方がよいですが、月は明るい被写体なので、シャッタースピードを速くすることができるため、なくてもOKです。
それでは、撮影方法について見ていきましょう。
基本的にはすべてマニュアル設定で撮影しましょう。撮影設定は以下をベースにして、微調整すると良いでしょう。
- ISO:100
- シャッタースピード:1/250
- 絞り:F8
ISOはなるべく低い方が低ノイズの写真を撮影することができます。月は十分に明るい被写体なのでまずはISOは100に設定しておきます。マイクロフォーサーズ機のようにベース感度が200の場合は、200でOKです。その場合は、シャッタースピードを速くするなどして調節してください。
次にシャッタースピードですが、望遠で撮影するため、月は結構なスピードでフレーム内を移動していきます。被写体ブレを抑えるためにも、なるべく早いシャッタースピードにしておくのが無難です。三脚を使用しない場合は、手振れの影響も受けますので、ISOを少し上げてでも、シャッタースピードを速く(1/500とか1/1000とか)した方が良いでしょう。
最後は絞り。多くのレンズは少し絞った方が解像感がよくなります。大体F5.6~11の間で撮影してあげるようにしましょう。
満月の時期を狙うと、上の設定で大体OKなはずです。月齢が浅く、月の明るさが暗くなってしまう場合には、ISOを上げて調整しましょう。
ピント合わせは背面液晶でマニュアルで合わせましょう。多くの機種は、ピントの拡大表示ができるはずです。
うまく撮影するコツは撮りまくること。そして毎回きちんとモニターで確認をし、次の撮影の設定値にフィードバックすること、です。
こんなところです。ぜひお試しください!
”写真と動画を楽しむためのロードマップ”をトップページにまとめていこうと思います。初心者の方でも、全体を理解しやすいよう、体系的な説明を心がけています。ぜひご覧ください。
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