今回の記事はDJIが発表したFPVドローンについてです。これまでとは一味違うダイナミックな映像が撮れるドローンとなっています。
DJIが本格FPVドローンその名もDJI FPVを発売!
DJIが本格FPVドローンその名も、DJI FPVを2021年3月2日に発売しました。これまでは、レーシングドローンにGoPro等のアクションカメラを搭載し、撮影するのが一部のビデオグラファーの間で流行っていましたが、DJI FPVのように、大手ドローンメーカーから完成キットで発売されるのは初となります。
主だった特徴としては以下の通り。
- ドローン本体にコントローラー、ゴーグル、バッテリーがセット
- 4K60fpsが撮影可能
- DJI FPVゴーグルで視野角150°最大120fpsの低遅延伝送
- 3つのフライトモード
- バッテリー駆動時間20分(無風状態40km/h飛行時)
- 2.4GHz帯の電波を使用(アマチュア無線免許不要)
これまでのドローンとは一線を画す革命的なドローンだと思います。
その他の詳細なスペックについては、DJIのホームページで確認できますので興味のある方はご覧ください。
また、YouTube上でプロモーションビデオが公開されています。
FPVドローンとは?
FPVドローンとはどんなものなのか?これまでのドローンとは何が違うのかについて、見ていきましょう。
まずFPVとはFirst Person View、つまり一人称視点のことを指します。まるで自分が空を飛んでいるかのような視点(ドローンが左右に傾いたり、急降下急上昇すると、映像もダイナミックに連動)で映像を撮影することが出来ます。さらに、飛行速度が約150km/hと非常に高速であることが特徴です。
一方、通常の映像撮影用のドローンではジンバルという機構がついており、ドローン自体が左右に傾いても、カメラは水平を保ち、滑らかな映像を撮影するのに長けています。また、飛行速度は50~60km/hであるものがほとんどです。
言葉では伝わりにくいと思いますので、実際に映像をご覧ください。Johny FPVというYouTubeチャンネルになります。私の知る限り、世界No.1のFPVドローンビデオグラファーです。※こちらはDJI FPVドローンで撮影されたものではありません。
飛行する上での注意点!
非常に魅力的なDJI FPVですが、飛行するには注意点があります。法律に関することなので、非常に注意が必要です。
DJI FPVは、FPVゴーグルを着用して操縦するのが前提となっていると思います。これは目視外飛行に該当するため、許可なく飛行することが出来ません。申請先は国土交通省となります。レーシングドローンを飛行されている方々がネット上に多くの情報を発信してくれています。興味のある方は、”FPVドローン 申請”などで調べてみて下さい。
なお、上でも記した通り、日本国内仕様については、2.4GHz帯の電波で操縦する仕様となっているようですので、アマチュア無線の資格や、総務省への開局申請は不要となります。
おわりに
今回はDJIから新しく発表されたFPVドローンを紹介いたしました。従来のドローンのように気軽に飛ばせる代物ではありませんが、これまでとは一味違ったダイナミックな映像を撮影することが出来ます。我こそはという方は是非チャレンジしてみて下さい。
この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。また、右上にInstagram、You Tube、Twitterのリンクがありますのでよかったらチェックしてみて下さい。
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