本記事ではニュージーランドのテカポで撮影した星空の作例を一枚挙げ、その撮影場所、撮影方法、Lightroomを使用したRAW現像のプロセス、使用した機材について紹介していきます。
ニュージーランドのテカポで完ぺきな星空を撮影してみた
実際に撮影したのがこちらの写真。
雲一つない完ぺきな瞬間をとらえることが出来ました。構図も狙い通りで、牧羊犬の銅像が美しい天の川を見上げているような一枚になりました。
撮影場所
撮影場所は、ニュージーランドのテカポ湖の湖畔にある牧羊犬の銅像付近から、撮影しました。世界的に有名な星空の聖地です。RAW現像しているとはいえ、一枚撮りでこの色が出せるのはすごいことです。
撮影方法
星空の撮影にはいくつかのコツがあります。とはいえ、覚えてしまえば簡単ですし、大きなスキルになります。別の記事に体系的にまとめていますので、ご興味ある方はご覧頂ければと思います。
星空は非常に暗い被写体です。設定値は以下の通りで撮影しました。また、天の川全体をとらえるため、超広角で撮影しています。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
シャッタースピード | 30sec |
ISO | 4000 |
絞り | f4 |
焦点距離 | 16mm |
シャッタースピードが30秒なので、撮影には三脚が必須となります。
また、夜空には雲がかかったり、星が日周運動により移動したりします。今回は、タイムラプス撮影機能を使用して、連続的に撮影をし、その中からベストな一枚を選びました。
Lightroomを使用したRAW現像
こちらについては以下の動画の6:05~をご覧ください。なお、最初から通しでご覧いただければ、本記事で紹介している内容を網羅しています。
使用した機材
参考までに使用した機材を紹介しておきます。カメラはSony α7sを使用しました。初代のやつです。1220万画素と控えめながら、高感度性能は現在でもトップクラスです。ISO4000くらいであれば余裕です。
次にレンズ。同じくSonyのCarl Zeiss Vario-Tessar 16-35mmを使用しました。解像感が素晴らしく、今回のような星空の撮影も全く問題なし。f2.8のGマスターレンズより、約160gも軽いので、旅行などに持ち出すには特におすすめです。
次に三脚。Manfrotto 190goのカーボンモデルを使用しています。持ち運びできるサイズ感と、高い剛性を両立している素晴らしい三脚です。センターポールを横向きにするとスーパーローアングル撮影も出来るので使い勝手も抜群です。あとはネジを回して足をロックするナットロック方式を採用しているのも個人的にはうれしいところ。
次に三脚用の自由雲台です。SIRUIというメーカーの自由雲台を使用しています。これ、中国製なんですが品質は抜群。結構巷では有名ですがほんとにおすすめです。フルサイズ一眼+大きめのレンズでもしっかり固定してくれます。工作精度が高いのか使い心地も滑らかで気に入っています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。星空撮影、覚えてしまうと簡単ですし、ロマンがあっておすすめです。
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