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更新日: 2021年2月17日 投稿者: Travelingram D
Photography, Travel

意外と簡単!オーロラの撮影方法

 本記事ではオーロラの撮影方法について記したいと思います。オーロラは星空などと比べて、比較的明るいため、撮影の難易度はそれほど高くなく、コツさえつかめてしまえば、簡単に以下のような写真を撮ることができます。

意外と簡単!オーロラの撮影方法

Contents
  • 意外と簡単!オーロラの撮影方法
    ①まずはオーロラと出会う
    ②三脚とカメラを設置する
    ③カメラの記録モードをRAWに設定する
    ④ISO感度、絞り値、シャッタースピード(SS)を設定する
    ⑤構図を決め、被写体にピントを合わせて撮影する
    ⑥理想の1枚となるまで④と⑤を繰り返す
  • おわりに

意外と簡単!オーロラの撮影方法

 まず、オーロラ撮影にはいくつか必要なものがあります。これについては別の記事にまとめていますので、この記事をご覧いただく前に、ご一読頂ければ幸いです。

オーロラの写真撮影に必要なものリスト8選 

 それではオーロラ撮影の手順を見ていきましょう。

①まずはオーロラと出会う

 これについても、別の記事にまとめています。以下を参考にまずはオーロラに出会いましょう。

オーロラに出会う確率をぐーんとあげる3つの方法

 

②三脚とカメラを設置する

 オーロラに出会うことができたら、早速撮影の準備に移りましょう。三脚の足を撮影しやすい長さに伸ばし、カメラを設置します。この時、三脚の可動部をきっちり固定し、安定した場所に設置するようにしましょう。特に雪の上に三脚を設置せざるを得ない時は、注意が必要です。新雪は避け、安定した地面を探しましょう。長くシャッタースピードで撮影しますので、ブレてしまうと写真が台無しになってしまいます。

③カメラの記録モードをRAWに設定する

 カメラの記録モードはjpegではなく、RAWで保存します。星空撮影の場合、後から編集で色味を調整したり、ノイズを除去したりしますので、RAWで撮っておきましょう。なお、ホワイトバランスは編集の時に変更できるのでここでは設定する必要はありません。

④ISO感度、絞り値、シャッタースピードを設定する

 まずはカメラをマニュアルモードに設定します。大抵のカメラにはダイアルがついていて、そこにMの表記があると思います。マニュアルモードに設定することで、ISO感度、絞り値、シャッタースピードを任意に設定することが出来ます。次に以下の値を参考にしてベースとなる設定をします。

オーロラ撮影用カメラ設定

 明るいオーロラであれば、この設定で、いい感じになるはずです。後は明るさが足りなければISOをあげる、シャッタースピードを伸ばす、絞り値を小さくするで調整します。明るすぎる場合は、この逆となります。

 ここで、設定値を決める上での注意点をいくつか挙げておきます。まず、ISO感度についてですが、ISO感度を上げすぎるとノイズが多くなって、ザラザラした写真になってしまいます。(高ISOへの耐性はセンサーサイズが大きくなるほど、高くなりますので、低ノイズの写真を残したい方へは、フルサイズをお勧めいたします。写真は私の愛機Nikon D600)

低ノイズのためにはフルサイズカメラ

 次に、絞り値についてですが、レンズにもよりますが、あまり開放で撮ることは、お勧めいたしません。というのも、多くのレンズは、開放付近になると、描写が甘くなるほか、周辺部の光量が低下します。これは、味として使う場合もありますが、オーロラのような被写体を入れた風景写真を撮影する際には、あまり良いものではありません。

 私の例で言えば、開放から1段くらい(開放f2.8であればf4、開放f1.4であればf2)は最低でも絞り込んで撮影するようにしています。

 最後にシャッタースピードについてです。オーロラの場合は、数秒単位で揺らぐように動くので、どれくらいのシャッタースピードで撮影するかによって、取れる写真が変わってきます。こればっかりは、好みの問題ですので、まずは上に書いたように10秒を基準として、色々と試してみてください。以下にシャッタスピードの違う2枚の作例をお見せ致します。

 まず1枚目の写真はISO感度200、f4、シャッタースピード25秒と少し長めにシャッターを開けて撮影したものです。オーロラが柔らかく空を照らしていて、幻想的な一枚になっているかと思います。

オーロラ撮影 シャッタースピード25秒

 次に2枚目の写真はISO400、f4、シャッタースピード10秒で撮影したものです。カーテンのようになびくオーロラの筋を捉えていて、みなさんがイメージするオーロラに近いのではないでしょうか。

オーロラ撮影 シャッタースピード10秒

 以上を踏まえ、ご自身の好みに合った写真となる様、色々と設定をいじってみてみてください。

⑤構図を決め、被写体にピントを合わせて撮影する

 こればっかりは皆さんのセンスです。よくある構図の勉強をするよりも、目の前の景色をどのように切り取るか、ご自身の感性に任せ、撮ってみてください。

 私が写真を撮る際に、考えていることについて、以下の記事にまとめていますので、こちらもよろしければ参考にしてみてください。

記録写真にしないために

 ピント合わせは一番主題となる被写体に合わせましょう。ピント合わせはマニュアルフォーカスで行います。暗いところでオートフォーカスは効かない&精度が悪いためです。

 オーロラを主題とするならば、遠くの景色か、星にピントを合わせればOKです。レンズの∞マーク(ないレンズもある)に合わせるのではなく、ライブビューモニターで拡大してピントを合わせていきます。星が一番小さく点状になる位置がピントの合っている状態になります。

⑥理想の1枚となるまで④と⑤を繰り返す

 1枚目で完璧な写真が撮れることは、まずありません。④と⑤を繰り返し、理想の1枚に近づけていきましょう!

おわりに

 今回はオーロラの撮影方法について紹介しました。習得してしまえば非常に簡単ですし、星空を撮影するときにも応用できるので、ぜひ試してみてください。忘れてはいけないのが、自分の目でしっかりとオーロラを観ることです。オーロラを観ることができる機会は、最初で最後かもしれません。写真を撮ることだけに夢中にならず、素晴らしい光景をご自身の目に焼き付けることをお忘れなく。人間の目を超えるカメラはありませんからね。

 この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。また、右上にInstagram、You Tube、Twitterのリンクがありますのでよかったらチェックしてみて下さい。

 記事内で気になったことをこちらからGoogle検索できます。

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