綺麗な景色に遭遇するとつい、その光景を残すことに夢中で、何も考えずにシャッターをきってしまう事が多々あります。でも、それだけじゃつまらないし、誰が撮っても同じような記録写真になってしまいますよね。今日はそんな記録写真にならないために、私が心がけている事を紹介したいと思います。
私が写真を撮るときに心がけていること~写真に物語を与える~
まず、下の写真をみてください。これは星空で有名なニュージーランドのテカポの教会と天の川を写した一枚です。
幻想的な一枚ですが、どこかありきたりですよね。実際に、インターネットで“テカポ 星空”で調べると同じような写真がいっぱいでてくると思います。私自身もこの写真を撮った時は、いわゆるテカポらしい写真も一枚撮っておこうか的な気持ちで撮りました。でも、これだけじゃつまらないですよね。正直、そこそこいいカメラを買って、使い方を学べば、これぐらいの写真は誰でも取れてしまいます。
では自分にしか取れない写真を撮るためにはどうしたらいいか。私なりに考えていることを記したいと思います。それが写真に物語を与えるということです。ここでもう一枚、テカポで“写真に物語を与える”を意識して、撮った写真を。
これは教会からほど近い場所にある牧羊犬の銅像と天の川を一緒に移した一枚です。牧羊犬がテカポの美しい星空を見上げているように見えたのでこれを写真の主題にしました。
でも、これだけじゃまだ足りない、もう一個何か欲しいですよね。そこで私が選んだのが、天の川の中にいるニュージーランドの象徴、Kiwi Birdです。ちょうど下の写真に示すように、天の川の中にこのKiwi Birdにそっくりな部分があります。
私はこの写真に、幻想的な星空のもとで、牧羊犬とKiwi Bird が見つめ合っているというニュージーランドらしい物語を与えることに決めました。 後は天の川と牧羊犬、Kiwi Birdのバランスが良くなり(星は日周運動により、動くため)、雲が空から消える瞬間を待ち、シャッター切るだけ。どちらの写真が良いかは人それぞれだとは思いますが、少なくとも私にとっては、物語を与えて撮影した2枚目の方が、思い出深い写真となりました。
おわりに
本日は私が写真を撮るときに心がけていることについて紹介しました。少しでも参考になれば幸いです。
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