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更新日: 2022年1月18日 投稿者: Travelingram D
Gadget Reviews

Intelの逆襲!第12世代 Core iシリーズがすごい

 最近はAMD製RyzenシリーズにぼっこぼこにやられていたIntel製Core iシリーズですが、ついに第12世代となり、驚くべき進化を遂げたようです。何がどうよくなったか、そして動画編集用PCとしてのおすすめ構成を見ていきたいと思います。

Contents
  • Intelの逆襲!第12世代 Core iシリーズがすごい
  • 【参考】ベンチマーク比較
  • おすすめ構成
  • おわりに

 

Intelの逆襲!第12世代 Core iシリーズがすごい

 第11世代までのCore iシリーズは半導体プロセスルールが14nmとRyzenシリーズの7nmに対し、倍の値でした。半導体プロセスルールとはCPU内部の配線の細かさで、小さくなればなるほど、省電力で処理能力が上がる傾向にあります。Core iシリーズは、発熱はすごいのに処理能力はイマイチだったわけですね。

 それが今回のアップデートでRyzenシリーズと同じ7nmのプロセスルールと、高性能コアと高効率コアを組み合わせた新アーキテクチャーを採用したために、Ryzenシリーズの性能を凌駕するCPUに進化しました。

 さらにメモリーの新規格DDR5にも対応しています。

 発表されたのは以下の全6種類です。グラフィック機能ありのKモデルと、グラフィック機能なしのKFモデルがあります。それ以外の性能差はないので、GPUを使用される方は、KFモデルの方が高コスパです。
※横にスクロールできます。

モデル名参考価格コア数スレッド数基本動作周波数ターボブースト利用時
動作周波数
最大メモリスピードグラフィックス
Core i9 12900K79,800円1624高性能コア 3.2GHz
高効率コア 2.4GHz
5.2GHzDDR5 4800
DDR4 3200
〇
Core i9 12900KF76,800円1624高性能コア 3.2GHz
高効率コア 2.4GHz
5.2GHzDDR5 4800
DDR4 3200
×
Core i7 12700KF58,000円1220高性能コア 3.6GHz
高効率コア 2.7GHz
5GHzDDR5 4800
DDR4 3200
〇
Core i7 12700KF53,000円1220高性能コア 3.6GHz
高効率コア 2.7GHz
5GHzDDR5 4800
DDR4 3200
×
Core i5 12600K39,000円1016高性能コア 3.7GHz
高効率コア 2.8GHz
4.9GHzDDR5 4800
DDR4 3200
〇
Core i5 12600KF37,000円1016高性能コア 3.7GHz
高効率コア 2.8GHz
4.9GHzDDR5 4800
DDR4 3200
×

 コア数とスレッド数の組み合わせが見慣れない感じですよね。これは高性能コアはマルチスレッド、高効率コアはシングルスレッドであるためです。タスクによって、コアを使い分けることで高性能と高効率を両立しているようですね。

 ベンチマークは次で見ていきますが、驚くべきはCore i5 12600Kであっても、11世代のCore i9 11900Kをシングルスレッド、マルチスレッド供に大きく上回っているようで、その進化は著しいです。

 

【参考】ベンチマーク比較

 それでは実際に性能がどの程度向上しているのか、各種ベンチマークを見ていきます。比較するのは、第12世代のCore i9 12900K、Core i5 12600K、11世代のCore i9 11900K、Core i7 11700K、そしてRyzen9 5950X、Ryzen9 5900X、Ryzen7 5800Xです。なお、ベンチマーク結果はパソコン工房さんのホームページより引用しています。

 まずはPassmarkの”CPU Benchmarks”の結果から。こちらのベンチマークでは、CPUの総合的な演算性能を比較できます。

 Core i9 12900Kについては、大きく性能が向上しており、頭一つ飛びぬけています。また、Core i5 12600Kも11世代のCore i9 11900Kを凌駕する性能を見せ、Ryzen7 5800Xと比べてもほぼ同等の値をたたき出しています。

 さらにシングルスレッド性能を見てみると、さらにその差は一目瞭然。これが新アーキテクチャーの高性能コアのパワーのようです。CPUの性能を比較する際に、よくマルチスレッドで勝負しがちですが、多くのソフトウェアはそんなに多くのスレッドを同時に使用することはありません。つまり、実用上はこのシングルスレッド性能の差が使用感に大きな違いをもたらします。そういう意味でも、今回のCore iシリーズ、すごいですね。

 次は、動画編集に関連するベンチマークです。2分50秒の4K動画をh.265で書き出すのにかかった時間の比較で、見方としては、短い方が高スコアということになります。

 こちらもやはりCore i9 12900Kは断トツの一位。Core i5 12600KはRyzen9の2モデルには敗北したものの、11世代のCore i9 11900には勝利しています。Ryzen9に負けてしまっているのは、おそらくスレッド数の違いでしょう。ソフトウェアによっては、このような結果になることもあるようです。

 いずれにしても今回のCore iシリーズは、ただものじゃなさそうです。長年の間、Intel何やってると言われ続けてきましたが、ついに逆襲の時が来たようです。

 

おすすめ構成

 今回の第12世代のリリースを受け、私だったらこう組む!という構成を紹介しておきます。ちなみに動画編集や写真編集などのクリエイティブ用途で使用することを前提としています。(もちろんゲームもできます。)
※横にスクロールできます。

分類モデル名
商品リンク
参考価格
記事作成時
備考
CPU
リンク
約37,000円10コア16スレッド
GPU
リンク
約74,000円VRAM 12GB
13TFLOPS
メモリー
リンク
約14,110円16GB×2
SSD
リンク
約12,990円NVMe 1TB
マザーボード
リンク
約29,170円Z690 ATX
Windows OS
リンク
約17,930円Windows 10 home
電源
リンク
約8,130円ATX 550W電源
CPUクーラー
リンク
約3700円LGA1700対応
空冷CPUクーラー
PCケース
リンク
約3320円ミニタワー型
PCケース
合計-約200,350円-

 以下で各パーツの詳細を見ていきます。

リンク

 まずはCPU。前述した通り、今回は一般普及モデルであるCore i5 12600K、12600KFであっても、その性能はすさまじいです。また、発売直後ながらも、コスパも良くおすすめです。動画編集の場合は、GPUを別で用意すると思うので、ここはグラフィック機能なしモデルで値段も少し安いCore i5 12600KFを選びます。

リンク

 お次はGPU。動画編集用PCとしては、一番大事なパーツと言っても過言ではありません。特に本ブログでよく登場する動画編集ソフトのDavinci ResolveはGPUの性能に大きく左右されるソフトです。RTX3060はゲーミング性能の評判はイマイチ(とは言っても重量級ゲームも難なくプレー可)ではあるものの、謎に上位機種よりもVRAM(ビデオメモリーのこと。Davinci Resolveではこれがマジで大事!)が多かったり、13TFLOPSの処理能力があったり、とにかく動画編集用PC向けのGPUになっています。

リンク

 黒っぽいデザインでかっこいいメモリー。私も何回か買ってます。相性問題なども起きたことはなくおすすめ。16GB×2で32GB積んでおきます。ちなみに前述した通り、DDR5メモリーに対応していますが、まだ流通量が少なく、非常に高価なので今回はDDR4を選びました。

リンク

 NVMe接続のSSDです。爆速でストレスフリー。サムソン製の一番人気のものにしておきました。

リンク

 第12世代Core iシリーズに対応しているZ690ップセットのマザーボードです。発売直後で選択肢が少ないうえ、価格が高いですね。こちらは、DDR4用のマザーボードです。仮にDDR5メモリーを使用する場合は、マザーボードもDDR5用を選ぶ必要があります。

リンク

 意外にお高いOS。流用できるライセンスがある方は、ここは0円です。

リンク

 今回の構成では550Wもあれば十分でしょう。グラフィックカードをグレードアップする場合には電源も合わせてグレードアップしましょう。

リンク

 こちらはCPUクーラー。LGA1700に対応していて評価の高いCPUクーラーを選びました。

リンク

 おそらく、全PCケースの中で一番コスパの良いシリーズ。かっこいいのに、めちゃくちゃ安い。内部の設計も無理がなく、排熱能力も高いです。

 以上で合計が200,350円。Core i9 11900K以上の性能でこの値段で組めるって、コスパいいですよね。しかも、GPUの値段やマザーボードの値段はまだまだ下がる余地があります。また、今回紹介した6モデル以外にも、廉価版の普及モデルが追加されることでしょう。

 

おわりに

 今回はIntel製Core iシリーズ第12世代のCPUについて紹介しました。いやぁ、ついにIntelやってくれたな!という感じですね。

 この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。

 記事内で気になったことをこちらからGoogle検索できます。

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