今回は動画編集や写真・画像編集などのクリエイティブ用途で使用することを前提とした、予算20万円以下の自作PCのおすすめ構成を紹介したいと思います。
【予算20万円以下】動画編集用自作PCについて考えてみる
世界的な半導体不足もやや解消傾向にあり、高騰していたPCパーツもやや落ち着きを見せてきました。以前と比べると、まだまだ割高感はありますが、2021年も終盤ということで一度記事にまとめておくこととします。
まずは、今回の構成の前提を確認しておきます。
- 予算は20万円以下
- 写真・画像編集は問題なくこなせる
- 動画編集は4K30pがメイン
- ゲームよりは動画編集に重きを置く
1.予算はOS込みで20万円としました。以前の価格で行くと、頑張れば15万円以内も可能でしたが、ちゃんと使えるPCを組もうとするとやはりこれくらいは必要です。
2.PhotoshopやLightroomなどの編集作業を想定しています。これらについては、動画編集機であれば、問題になることはまずありません。
3.動画編集作業は、多くのプロフェッショナル向け動画編集ソフトのDavinci Resolveを想定しています。10bit 4:2:2などの重量級ファイルでも4K30pで編集できるグラフィック性能を目指します。
PCの推奨スペックについては、Blackmagic Design社日本法人がその目安を記事にされていたので合わせて参考にしてください。
4.ゲーミング用PCと動画編集用PCに大きな違いはないですが、CPUを選定する上で、シングルスレッド性能を重視するか、マルチスレッド性能を重視するかが変わってきます。今回は動画編集に重きを置くこととします。
構成と金額
以上の前提条件を満たす構成を私なりに考えてみました。この組み合わせで購入すれば、問題なく動くはずです。まずはリストでお見せし、次に各パーツの詳細を見ていきます。
ちなみにPCパーツの購入先はAmazonをおすすめします。まず、値段が安いことが多いですし、返品返金対応が素晴らしいので、初期不良や適合不良に見舞われた時にも安心できます。
分類 | モデル名 商品リンク | 参考価格 記事作成時 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | リンク | 約27,400円 | 6コア12スレッド |
GPU | リンク | 約74,000円 | VRAM 12GB 13TFLOPS |
メモリー | リンク | 約14,110円 | 16GB×2 |
SSD | リンク | 約12,990円 | NVMe 1TB |
マザーボード | リンク | 約10,200円 | B450 MicroATX |
Windows OS | リンク | 約17,930円 | Windows 10 home |
電源 | リンク | 約4,130円 | ATX 500W電源 |
PCケース | リンク | 約2880円 | ミニタワー型 PCケース |
合計 | - | 約163,640円 | - |
各パーツの詳細
まずはCPU。コスパ最強CPUでおなじみのRyzen5 3600です。6コア12スレッドでマルチスレッド性能が非常に高く、また消費電力も7nmプロセスの恩恵で低く抑えられています。予算的にはRyzen7 3700Xも可能ですが、Ryzen5 3600は、動画編集用をはじめとするクリエイティブ用途でも十分すぎる性能を持っています。また、CPUクーラーは付属してくるので、別途購入する必要はありません。Int〇lのふざけたCPUクーラーと違い、きちんと冷えます。
お次はGPU。動画編集用PCとしては、一番大事なパーツと言っても過言ではありません。特にDavinci ResolveはGPUの性能に大きく左右されるソフトです。RTX3060はゲーミング性能の評判はイマイチ(とは言っても重量級ゲームも難なくプレー可)ではあるものの、謎に上位機種よりもVRAM(ビデオメモリーのこと。Davinci Resolveではこれがマジで大事!)が多かったり、13TFLOPSの処理能力があったり、とにかく動画編集用PC向けのGPUになっています。各社から発売されていますので、お好きなメーカーをお選びください。大きな違いはありません。
黒っぽいデザインでかっこいいメモリー。私も何回か買ってます。相性問題なども起きたことはなくおすすめ。予算的に余裕がありそうだったので、16GB×2で32GB積んでおきます。
NVMe接続のSSDです。爆速でストレスフリー。サムソン製の一番人気のものにしておきました。
Ryzen5 3600に対応しているB450チップセットのマザーボードです。これも一番人気で充実したインターフェースを備えた上、コスパの良い一品です。SATA3のポートも4つあるのでHDDを増設する余地もあります。
意外にお高いOS。流用できるライセンスがある方は、ここは0円です。
今回の構成では500Wもあれば十分でしょう。玄人志向の激安電源にしましたが、予算に余裕がある場合は、もう少し余裕のあるW数でえGOLD認証電源に変更するのもありです。
おそらく、全PCケースの中で一番コスパの良いシリーズ。かっこいいのに、めちゃくちゃ安い。内部の設計も無理がなく、排熱能力も高いです。
以上で合計が163,640円。予算の20万円に対しては35,000円以上余裕が出来ましたので、モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器を購入したり、追加のケースファン、HDDやSSDを購入するよいいでしょう。
このモニターを買ってもギリギリ予算内。4K対応で10bit表示もできるので、めっちゃコスパいいです。私も使用しているモニターです。
おわりに
今回は、予算20万円以下で組む動画編集用自作PCのおすすめ構成を紹介しました。参考になれば幸いです。
この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。
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