本記事では星空撮影の場所の決め方を紹介します。星空を撮影する上で一番大切なのがいつどこで撮るかです。撮影や編集のテクニックももちろん大切ではありますがこれらは二の次。ここでは3つのポイントに絞って紹介していきます。
ローケーションハンティング
まず、ロケーションハンティング、いわゆるロケハン(場所選び)をします。ロケハンで一番重視するのが街の明かりなどによる人工光が少ない場所を選ぶことです。星の明かりは非常に弱いので、人工光にかき消されてしまうからです。
ここで私がロケハンに使用しているサイトを紹介してきます。Light Pollution Mapというサイトになります。無料で利用できる上、非常に分かりやすくて便利です。こうしてみると日本は人工光だらけであるのが分かると思います。なるべくマップ上で赤や黄色に色付いていない部分を選びましょう。
天気予報と月齢の確認
まずは天気予報から。星空を撮影する上では天気が良いことが絶対条件です。ロケハンした場所の天気を必ず確認しておきましょう。普通の天気予報だと情報が足りないので、私はGPV気象予報を使用しています。雲の状態を詳細に見れるのと、これまでの私の経験上、よく当たるので星空撮影のコンディションを確認するに、非常に便利です。こちらも無料になります。
次に月齢です。星空を撮影する上で、月明かりは人工光と同じく邪魔な存在です。月齢を確認し、新月付近(少なくとも撮影中は月が隠れていること)の日を選びましょう。月齢については、月齢カレンダーを使用しています。また、月の出入り時間については、各地のこよみを参考にしてください。
現地でやるべきこと
場所と日程を決めたら現地に向かいましょう。詳細な場所を決め、構図を練っていきます。暗い場所だと構図を決めるのが難しので、できれば明るいうちに現地に出向きましょう。
構図を決める上で星座が何時にどのあたりに来るかを知っておく必要があります。そこでお勧めなのがStar Walkというアプリです。リンクはiOS用になります。無料版の機能で十分だと思います。
何時にどの方角にどの星座があるのかを確認することができます。これを使用して、実際の景色とどのように絡めるかを前もって考えておくことが重要です。
また、古いカメラですとライブビューモニタが暗くて、で星が確認できない場合がありますので、明るいうちに遠くの景色にマニュアルフォーカスでピントを合わせておくと良いでしょう。また、ピント合わせ後はピントリングをガムテープ等で固定し、ずれないようにしておくと安心です。
おわりに
今回は星空撮影の場所の決め方について紹介しました。冒頭にも記しましたが星空を撮影するうえで場所選びは非常に重要です。しっかりと準備をして、星空撮影に臨みましょう。他にも色々な記事を書いてますので覗いてみてください。
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