今回は以前ニュージーランドへ旅行した時の話です。ニュージーランドはたくさんの自然に溢れており、夜には素晴らしい星空を見ることができます。それだけではなく、幸運なことに、星空に加えてオーロラの撮影に成功することができました。本記事では、その体験談と撮影方法まで紹介していきます。
体験談と作品
夜の10時頃から12時頃まで、ニュージーランド南島のテアナウ湖という湖のほとりで、星空と街のタイムラプスを撮影していました。
撮影を終え、さて帰ろうと思ったわけですが、せっかく車で旅してるし、車と星空の写真でもとるかと、ふと思いつきました。
それで、その時撮った写真がこちら。
なんか右下が赤い…!
ニュージーランドでもまれにオーロラが観測されるというのは知っていましたし、赤っぽいことが多いという噂も聞いていましたので、ピンと来たわけです。
これオーロラじゃね?って
それからはもうダッシュで準備して見晴らしの良い牧場地帯まで車を飛ばしました。
それで撮れた写真がこちら。
やっぱりオーロラだった…
インターバル撮影をしていたのでタイムラプス動画も作ってみました。1:32あたりからオーロラのタイムラプスになります。※過去にニュージーランドで撮影したもの含まれています。
でもニュージーランドのオーロラは、肉眼じゃこんなに綺麗に見えないので御注意を。本当にうっすら明るいな〜程度です。
やっぱりオーロラ発生しているところから距離があるのでしょうがないですね。
でも写真となれば話は別。長時間シャッターを開くことでオーロラの美しい光を記録することができます。
また、天の川との露出がマッチしているのですごく綺麗な写真になります。
賛否両論あるとは思いますが、こういう超現実的な表現ができるのも写真の魅力だと思います。確かにそこに光はあって、それを記録しているわけです。
一方、肉眼で爆発するようなオーロラを観たい!という方には北欧やカナダ、アラスカがおすすめ。アイスランドへのオーロラ観測旅行についても別記事にまとめていますのでよろしければ是非。
ニュージーランドでオーロラを見つける方法
今回の体験から以下の2つをあげました。
南の空にフォーカスしよう
ニュージーランドは南緯が約35度〜45度に位置しています。今回私が旅した南島のフィヨルドランドはニュージーランドでもかなり南方に位置していますので約45度となります。
一方、オーロラベルトの南緯はさらに南方の約60度〜70度。
上で紹介したアイスランドなどは、オーロラベルトの直下に位置しているため、どの方角にオーロラが出る可能性がありますが、ニュージーランドにおいては、南側にしかオーロラは出ません。
また、オーロラとの位置関係が赤っぽいオーロラが観測される理由でもあるようです。
オーロラは上空200kmくらいまでは緑でそれ以上の高さでは赤くなるそうです。オーロラベルトから離れているニュージーランドは遠くで発生しているオーロラの上部が観測されるため、赤く見えるそうです。
カメラで撮ってみよう
前述した通り、ニュージーランドのオーロラは北欧やカナダ、アラスカで観測されるオーロラに比べて、光が弱いことがほとんどです。
特に、オーロラを見たことがない方にとっては雲と区別するのが難しいと思います。
そこで使用するのがカメラ。肉眼では見えない光でも、長時間シャッターを開くことで微かな光や色を捉えることができます。
カメラの設定や撮影方法などは次の項で紹介します。
使用した機材と撮影方法
まずは使用した機材について紹介します。
使用した機材
今回は2台体制で撮影しました。
まず1台目のカメラがSony a7s
フルサイズかつ画素数が1200万画素に抑えられているため高感度性能が素晴らしいです。
1200万画素あれば、4Kのタイムラプスを作成できますので必要充分だと思います。
使用したレンズはこちらになります。
本当に優秀なレンズです。ニュージランドのような大自然には特にこの広角はマッチします。
F4と少し暗いですがa7sの高感度耐性のおかげでISO感度を上げられるので、それほど問題にはなりません。それよりも、F2.8に比べて軽いので旅行用にはこちらの方がお勧めです。
次に三脚。長いことこちらを愛用しています。まぁがっちり固定できればなんでもOKです。
次に雲台。個人的には三脚よりこだわったほうが良いかなと思います。使い心地が物によってかなり違います。このSIRUIの雲台は中国製なのですが、めちゃくちゃ作りがよくておすすめです。
2台目のカメラです。これは今回の旅行用に動画性能も高いG99を導入しました。想像以上に使いやすく写真撮影においてもライブビューコンポジットなど面白い機能があり、非常に気に入りました。また、個別にレビュー記事を書きたいと思います。
G99用のレンズがこちら。写りはいいし、軽いし最高。G99との組み合わせで、ほとんどの場面ではフルサイズ不要って感じです。マイクロフォーサーズユーザの方には本当におすすめです。
2台目のカメラ用の三脚がこちら。雲台もセットでリーズナブルですが、ちょっと心許ないかなって感じはします。ちょっとの風でもブレたりするのでタイムラプス撮影とかには不向きです。あくまでもサブって感じかな。
撮影方法
撮影方法については別の記事にまとめてありますので参照ください。
星空の撮影方法についてはこちら。
必要なものから、編集方法までをまとめたものはこちら。
オーロラの撮影方法についてはこちら。
※ニュージーランドにおけるオーロラ撮影については星空の撮影方法を参考にした方が良いかも。
おわりに
今回は、ニュージーランドでオーロラ撮影に成功したい体験談を紹介しました。北欧やカナダ、アラスカで見ることのできるオーロラとは別物ですが、カメラで撮影してみるとなんとも幻想的で感動しました。
チャンスは多くないかもしれませんがニュージーランドに旅行に行かれる際は是非チャレンジしてみて下さい。
この他にも、写真や旅行、キャンプに関する記事を書いています。トップページにおすすめの記事をリスト化してますのでよろしければ是非覗いてみてください。また、右上にInstagram、You Tube、Twitterのリンクがありますのでよかったらチェックしてみて下さい。
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